課題
最近のMicrosoft Office(Excel、Word、PowerPoint)で保存ボタンを押すと、以前のように保存先をポップアップ画面によるエクスプローラー形式で指定できずに、何やら直感的に分かりにくい画面で保存させようとしてきます……(泣) ※該当するOfficeのバージョン:365、2019、2021(2016以前は未確認)
既存のファイルを開いて上書き保存するときは問題になりませんが、既存ファイルを別名保存しようとしたときにも、保存先の指定がいちいち面倒だったりしてイライラさせられます。
しかも、その際のデフォルトの保存先がOneDriveだったり、デスクトップに保存したつもりがOneDriveのデスクトップに保存されてファイルが行方不明になったりします。(辛い)
日々Officeソフトを使う人にとって、このストレスの積み重ねは耐え難いものがあります。
解決策
保存するときに、キーボードの上部にならんだファンクションキー「F12」を押すことで、以前のようなエクスプローラー形式の「名前をつけて保存」のポップアップ画面が開きます。これで解決です。
ノートパソコンの場合、ファンクションキーを押しても保存画面が開かず、パソコンが機内モードになったり音量が上がったりする場合がありますが、その時は「Fn」+「F12」キーを押すことで解決すると思います。
(最近のノートパソコンは、ファンクションキーにメディア操作などが割り当てられているため、「Fn」を押さないと従来のF1~12の機能が使えません。BIOSから変更できたりしますが、BIOS変更って怖いのであまりやりたくない)
この「F12」によるエクスプローラー形式での保存の場合、デフォルトの保存先が既存ファイルの保存場所になっているので、同じフォルダに新たに名前をつけて保存しなおすのもかなり楽です。
OneDriveがデフォルトの保存先になっている場合
保存先指定でもう1つ大きな問題があります。それでは、新規ドキュメントの保存の場合は「F12」によるエクスプローラー形式でもデフォルト保存先がOneDriveになってしまうことです(泣)
新規ドキュメントを作る機会はあまり多くないとは思いますが、そこを変更したい場合は、ちょっと手間ですがオプション設定から「既存のローカル ファイルの保存場所」に任意フォルダパスを指定してやることで解決します。
ついでに「既存でコンピューターに保存する」にチェックしておくと「F12」を使わない保存でもローカルがデフォルト保存に切り替わるのでついでに設定しておくといいかもしれませんね。
これで、新規ドキュメントでも既存ファイルでも、スムーズに保存ができるようになりました。
まとめ
とにかく、オフィスソフトで保存するときはファンクションキー「F12」を押すこと。それでエクスプローラー形式のポップアップ画面を表示させて保存先を指定するのが便利です。
OneDriveが既存の保存先になってしまう人は、オプションのデフォルトの保存先をローカルの任意フォルダに変更するとより便利になります。
余談)OneDriveが無料で使えるのって凄くありがたいけど、デフォルトの保存場所がOneDriveってのは如何なものかなと……。