記事の周囲、または記事中に【広告】が含まれます。
フィッシング詐欺につながるQRコードのイメージ

QRコード作成の注意点

QRコードを生成する無料のウェブサイトは色々あるが、(どんな運営元か分からず)そのサイト自体が信用できない問題がある。

実際に、大手企業が顧客に配布したDMやチラシのQRコードがフィッシング詐欺に使われるという問題が発生して、企業が信用を落とす騒動があった。

なぜそんなトラブルが発生するか?

生成されたQRコードのURLを確認しても安全とはいえない

QRコード作成サイトで生成されたQRコードを読み取って、意図したURLが表示されることを確認すれば安心というわけではありません

フィッシング詐欺のQRコードを配布してしまった企業でも、間違いなくリンク先URLの確認は怠っていないはずです。では、どうしてそんなトラブルに巻き込まれてしまったのでしょか。

短縮URLの仕組みを悪用して意図せぬURLに切り替えられる

QRコード作成時には正常なURLにリンクしていたものが、作成後しばらくしてから意図せぬURLにリンクされてしまうことがあります。

それは、みなさんもよくご存知の短縮URLを使った悪用手口となります。

短縮URLは長すぎるURLを短くしてくれる便利な機能ではありますが、短縮したURLを元々の長いURLに変換する際に、短縮URLを変換してくれるサイト(サーバー)を経由しないといけません。

そのサイトで短縮URLを変換するときに意図的にフィッシング詐欺のURLなどに切り替えるといったことができてしまうのです。(怖い)

安全にできるQRコード作成方法

運営元が信頼できるウェブサイトを利用する

トラブルに巻き込まれないためにできることは、ズバリ「運営元が信頼できるウェブサイトを利用すること」だと思います。

運営元がしっかりしているサイトがわざわざ自社の信用を落とすような詐欺行為をすることはないですから。

広告のリンクから利用しない

ウェブ検索で「QRコード作成」で調べる方法で上位に表示されるウェブサイトはよっぽど信用できるサイトではあります。

ただし、検索上部や下部に表示される広告や、サイトやアプリなどで表示される広告は要注意です。

フィッシング詐欺を仕掛けようとしている運営元がQRコード作成サイトに誘導する広告を出している可能性があるからです。

安心できるQRコード作成サイト

これから、運営元が信頼できる無料のQRコード作成サイトを3つご紹介します。自分で調べるのが不安という方は、こちらから選択してみてください。

※運営元がいつQRコード作成サービスを終了するか分からないので、もし紹介したウェブサイトが無くなっていたらごめんなさい。

とにかくシンプル(短いURL向け)

QRコード作成ツール【無料】|パプリ by ASKUL

こちらは、アスクルのデザイン作成サイト「パプリ」の中のQRコード作成ページです。企業オフィス向けの通販サイト「アスクル」が運営しているので安心です。

特徴(良い点、悪い点)
  • 使い方がとにかく簡単。
  • QRコードのデザインの変更などはできない。
  • URL短縮に対応していないので、長いURLだとQRのドットが細かくなり、小さい画像だと読み取れない可能性がある。
パプリのQRコード作成画面

https://spc.askul.co.jp/portal/print/qrcode

おしゃれなデザイン(短いURL向け)

無料QRコード作成ツール | Adobe Express

こちらは、Adobeのデザイン作成サイト「Adobe Express」の中のQRコード作成ページです。プロ向けデザインソフトメーカーの「Adobe」が運営しているので安心です。

特徴(良い点、悪い点)
  • 使い方が簡単。
  • 角ばったドットを丸くしたり、色を付けたり、おしゃれなQRコードが生成できる。
  • URL短縮に対応していないので、長いURLだとQRのドットが細かくなり、小さい画像だと読み取れない可能性がある。
  • ダウンロード時に無料のユーザー登録が必要。(画面キャプチャを使えば、QRコード画像を保存できます)
Adobe Express のQRコード作成画面。

https://www.adobe.com/jp/express/feature/image/qr-code-generator

多機能(長いURL向け)

QRコード作成|QRの解析|クルクル マネージャー(無料)

こちらは、アララ(提供:デンソーウェーブ)によるQRコード作成サイトです。QRコードの生みの親でもある「デンソーウェーブ」が運営に参画しているので安心です。

特徴(良い点、悪い点)
  • 使い方が簡単。
  • QRコードのカスタマイズ(画像サイズ、ドットサイズなど)の変更ができる。
  • URL短縮に対応しているので、長いURLでも読み取りやすい大きめドットのQRコードが作成できる。
  • アクセス解析に対応しているので、QRコードの読み取り状況などを確認できる。
  • アクセス解析を保管する場合には、アカウント作成が必要。
クルクルマネージャーのQRコード作成画面

https://m.qrqrq.com/

まとめ

紹介した3つのウェブサイトは、運営元がしっかりしているので安心して安全に利用できます。用途に合わせて上手にご利用ください。

間違っても、適当なサイトでQRコードを作成してしまったことで、企業やあなたの信用を大きく失墜させるトラブルに巻き込まれないようにご注意ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA