はじめに
この度、申請していたGoogleアドセンスが無事承認された(合格した)ので、申請時のサイトの状況(状態)やGoogleアドセンスの設定、おすすめの申請タイミングについてメモを残します。
申請前に少し調べてみたところ、アドセンスの承認率(合格率)は4%との情報があったので、しっかり条件が揃わないと合格は難しいと予想していましたが、結果としてはサイト開設から6ヶ月弱、1回申請して承認となりました。
6ヶ月弱が早いのか遅いのか分かりませんが、ある程度の運用実績とPV数(※1)を考慮して申請までに約半年待ったので、もしかするともっと早い段階で承認いただけたのかもしれません。
承認されたといっても、Googleアドセンス側からフィードバックはないので明確な答え合わせはできませんが、実際に承認してもらえたときのサイト状況やアドセンス設定、承認のために意識したことをまとめてみます。
真面目にコンテンツを作っているのになぜか承認されないブロガーさん、申請のタイミングで悩んでいるブロガーさんの参考になれば嬉しいです。
※1)PV数を考慮して申請した理由……
PV数(アクセス数)が少ないのに承認されても利益が出ない
ネット情報を調べてみると、PV数(アクセス数)が月300件程度でも承認されるとの情報が見つかります。ですが、そのタイミングで承認されたところで、広告収入は月100円程度にしかなりません……。(アドセンスから支払いを受けられるのは何年後?)
ですから、アドセンスの承認条件にPV数が関係ないとしても、ある程度は最初から稼げるだけのPV数を意識して作り込んでいくことが大切だと思います。
補足(承認された経験は2度目)
上記で、1回目の申請で承認をいただけたと記載しましたが、アドセンスの審査で承認をいただけた経験はこれで2回目(2回申請して2回承認なので申請率100%)となります。
1回目は、個人ではなく法人として運営しているウェブサイトとなります。そちらは、運営期間が数年あり、月間PV1万以上で十分なコンテンツ量やサイト運営者情報も整っていたので、アドセンス申請しても多分いけると予感していました。
ただし、今回は、よくある個人運営のお役立ちブログなので正直心配していたわけですが、結果としては無事承認いただけました。そこで、これは個人ブロガーさんにも参考になるだろうと思い、ここで記事にすることにしました。
振り返ってみると、法人サイトで必須となるコンテンツを個人サイトでも準備しておいたことが、今回の承認につながったのかもしれません。
結論
アドセンスに申請するタイミングと条件
あくまでも筆者の所感ですが、これまで2回承認されて運用してきた経験をもとに、Googleアドセンスに申請するタイミングと承認される条件を考えてみました。
申請するタイミング
- アクセス数が多い(2,000~5,000件程度の)記事がある
- あなたが月1,000円程度の広告収入を得られる(年に1度は支払いが得られる)
承認されるサイトの条件
- 最低限の記事数(5~15件)がある
- アドセンス&広告主がサイトの継続運営を期待できる安心感
- プライバシーポリシーや問い合わせ情報がある
- アドセンス&広告主が安心して広告を掲載できるサイト
- 独自ドメインで運営者が明確(独自ドメインじゃないとアドセンス登録できない)
- アドセンス&広告主が安心して広告を掲載できる運営者
アドセンスに申請しないタイミングと条件
単純に上記の裏返しになりますが、Googleアドセンスに申請しないタイミングと承認されないサイトの条件を考えてみました。
申請しないタイミング
- アクセス数が多い(2,000~5,000件程度)の記事がない
- あなたが月1,000円程度の広告収入を得られる(年に1度も支払いが得られない)
承認されない条件
- 最低限の記事数(5~15件)がない
- アドセンス&広告主がサイトの継続運営を期待できる安心感がない
- プライバシーポリシーや問い合わせ情報がない
- アドセンス&広告主が安心して広告を掲載できないサイト
- 独自ドメインではなく運営者が不明確(独自ドメインじゃないとアドセンス登録できない)
- アドセンス&広告主が安心して広告を掲載できない運営者
サイト開設から承認までの流れ
日付 | 事項 |
---|---|
2023年11月 | ドメイン取得(独自ドメイン) |
〃 | サイト開設(WordPress利用) |
〃 | トップページ作成(最新記事一覧) |
〃 | 問い合わせページ作成 |
2023年11月 | 5件記事作成(別サイトより移転)※2 |
〃 | プライバシーポリシーページ作成 |
2023年12月 | 4件記事作成 |
2023年1~4月 | 5件記事作成 |
2023年5月9日 | Googleアドセンス 登録 |
〃 | アドセンス サイト登録 |
〃 | アドセンス 個人設定記入 |
〃 | アドセンス 申請 |
〃 | アドセンス 欧州の規制追加 |
2023年5月12日 | 承認 |
※2)サイト開設時にひとまず記事をいくつか追加したかったため、別サイトで運営していた記事を5つほど移転しました。もちろん完全移転するとせっかくのGoogle検索ランキングがリセットされてしまうので、元の記事はページは残したまま本記事に転送するようにしました。
ポイント
Googleアドセンスの承認において「プライバシーポリシー」と「問い合わせ」は、あったほうがいいだろうと思い早めに設置しました。
アドセンス&広告主目線(仮説)
トラブル回避のために、プライバシーポリシーの明記がないサイトや連絡手段が不明なサイトでは広告を表示させたくない。
承認時のサイト状況(状態)
Googleアドセンスで承認されたときのサイトの状況(状態)をリスト化してみます。
項目名 | 状況(状態) |
---|---|
ドメイン | 独自ドメイン(お名前ドットコムで取得) |
サーバー | レンタルサーバー(エックスサーバー) |
固定ページ数 | 3件(お問い合わせ、プライバシーポリシー、サイトマップ) |
投稿ページ数 | 13件 |
PV/月 | 6,448 |
ユーザー/月 | 5,521 |
エンゲージメント率/月 | 62.7% |
平均エンゲージメント時間/月 | 52秒 |
人気1位記事PV/月 | 3,684(全体の57%) |
人気2位記事PV/月 | 1,468(全体の23%) |
人気3時記事PV/月 | 801(全体の12%) |
オーガニックサーチ アクセス | 2,423(45%) |
リファレンス アクセス | 2,906(55%)※3 |
※3)リファレンスによるアクセスが多いのは、前項に記載したように別サイトより移転した(移転先から転送している)記事があるためです。サイト開設時は、ほぼリファレンス100%の状況でしたが、申請時にはオーガニックサーチとの割合が半々くらいになっていました。
ポイント
13件の記事数で承認されています。記事の質については、文字数の多い記事は1件だけで、基本的に500~1,000文字程度です。
承認のために記事件数は最低限は必要ですが、記事の質(文字数)にはこだわらずに、一部のユーザーには求められている(ニッチでも検索ニーズがある)記事を意識して作ることが大事だと思います。(いきなりビッグワードを狙っても競合が多すぎます)
なお、今回作った13件の中でPV数が多いのは3件のみで、あとはほぼ閲覧されていません……(難しい)
※PV数を稼げる(広告収入になる)ビッグワードは、情報量や質が高い記事でないとGoogle検索の上位に表示されることはほぼないので、長期的には質を意識した記事作りも大事になってきます。
アドセンス&広告主目線(仮説)
最低限の記事数があると、サイトの継続運営を期待できる安心感がある。
承認時のアドセンス設定
承認時のGoogleアドセンスの状況(設定)をリスト化してみます。
項目 | 状況(設定) |
---|---|
広告 | -(変更なし) |
ホーム | -(変更なし) |
サイト/サイトの管理 | 本サイトのURLを登録 |
プライバシーとメッセージ | 欧州の規制を1件有効 |
ブランド保護 | -(変更なし) |
レポート | -(変更なし) |
最適化 | -(変更なし) |
ポリシーセンター | -(変更なし) |
お支払い | -(変更なし) |
アカウント/アカウント情報 | -(変更なし) |
アカウント/個人設定 | 連絡先情報に氏名を記入 |
アクセスと承認 | -(変更なし) |
受信トレイ | -(変更なし) |
ポイント
サイトの登録以外で絶対にしないといけない設定は特にない気がします。本人確認や口座情報などは、承認後かつ支払い発生時にならないと登録できません。とはいえ、欧州の規制対応や氏名入力など申請時までにやれることはやっておきましょう。
アドセンス目線(仮説)
アドセンスのアカウントの情報よりも、まずはサイトの内容がしっかりしている。
承認時のコンテンツ
プライバシーポリシー
念のため、承認時のサイトのプライバシーポリシーの内容について紹介します。
内容の詳細は、本ページの「プライバシーポリシー」をご確認ください。
ご覧のとおり、個人情報の扱い、広告について、クッキーの利用について、免責事項など、テンプレート的な内容です。強いて言えば、Googleアドセンスの利用とCookieについて、その無効方法やアドセンスの詳細についてのリンクはあったほうが良い気がします。
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記事内容
- 記事は、お役立ち(Tips)ブロク。文字の長さは、大体500~1,500文字程度。(15,000字の記事が1つありますがアクセスは多くない)
- 年齢制限や閲覧注意な内容、政治や過激思想を含む内容ではない。(当然アドセンス広告掲載サイトのポリシーには違反してない)
- ステルスマーケティング景品表示法の兼ね合いで、あらかじめ各記事の冒頭部分に「記事の周囲、または記事中に【広告】が含まれます」と記述。
- 各記事最下部に、Amazonへの商品リンクをつけていた。(アドセンス承認後、ほとんどの記事より除外)
- 更新頻度は、13件/6ヶ月とすると、月2本ペース。
- 外部リンクは、記事を移転したサイトから本記事への転送リンクと、本サイトから移転元サイトの紹介リンク。
- 転送リンクしている転送元サイトは、15,000PV/月と、10,000PV/月の2件。
ポイント
繰り返しになりますが、アドセンス&広告主にとってサイト&運営者が信用できそうなことを証明すること、収益化のためにアクセス数が見込める記事を作ること。このようなコンテンツ作りが重要だと思われる。
まとめ
今回承認されたサイト情報から色々と考えてみましたが、結局のところ、広告収益をある程度見込めるPV数を得られたときがアドセンス申請のタイミングで、Googleアドセンス側(それを利用する広告主)が安心して広告を掲載できるサイトになっていることが承認される条件だと思います。
Googleは、検索においてユーザーが求めてる検索結果を提供できる記事(サイト)を求めているように、Googleアドセンスは、広告において広告主が求めている広告媒体になれるサイトを求めているはずです。アドセンス承認(合格)の攻略法といった内容に振り回されず、実直に価値(PV数)があるページを作ること&広告主が求めるサイトを作ることが大切だと思います。