はじめに
私自身、加湿器でいろいろ失敗をしてきました……(泣) そこで、みなさんが同じ失敗をしないように、忖度なしの加湿器選びについて書いていきます。
ただし、個人的な感想になるので、他の人の意見も参考してください。
結論
おすすめ加湿タイプ
まず、結論ですが、乾燥肌で面倒くさがりの人には「加熱式(スチーム式)」の一択です。
その理由は、「しっかり加湿できる」「メンテナンスが楽(衛生的だから)」になります。もちろん使う環境や求める性能が人によって違うとは思いますが、私のように乾燥肌(とにかく潤いたい)&面倒くさがりな人はこれでいいと思います。
ただし、加湿式の最大のネックに電気代があります。たしかに、超音波が月換算で200円(1日8時間毎日)くらいに対して、加熱式は月2,000円くらいでしょうか。そこをどう考えるかになると思いますが、個人的には、いくら電気代が安くでも、快適でなければ(潤わないなら)意味がないと思っている人です。
あと、加熱式には部屋を温める効果も期待できるので、相対的にこれまでより他の暖房機(エアコンなど)の電気代は安くなることになると思います。なので、月2,000円がそのまま増えるとの考えは早計だと思います。とはいえ、部屋を温めるなら暖房機だけの方がコスパは良いとは思いますが……(汗)
あと、カルキ汚れが付着して掃除が大変という問題もありますが、超音波式のデメリットであるカビや雑菌を気にして定期的にメンテする苦労に比べたらずいぶん楽だと考えるようにしています。
おすすめ加湿器構造
また、機種選びの際は、「シンプルな構造」「大容量」「上から直接給水」の加湿器がおすすめです。
自動であれこれやってくれる加湿器は購入時に魅力的に感じてしまいがちですが、多機能なほど壊れやすいことをしっかり考慮しなくてはいけません。
個人的な経験としては、「吸上式の給水ポンプ」や「水位センター」がついている加湿器は、それが壊れることで加湿機能さえ動かなくなる場合があるのでおすすめしません。とにかくスイッチ入れたら加湿してくれるシンプルな加湿器ほど長期的に使えます。(私、某メーカーの吸上式加湿器が購入してすぐに壊れて交換、そして交換品も1年で壊れて泣いた経験あります)
加湿器で一番面倒なのが給水です。すぐに水が無くなる、給水の度にタンクの取り外しする加湿器は、ハッキリ行ってかなり面倒です。繰り返ししているうちに、腰をやってしまうなんてこともあります(汗) 給水は、大容量で上から水をジャブジャブと注げるタイプがおすすめです。
孟子の「水の低きに就く如し」ではないですが、水は高いところから引くところに流れていくもので、自然の力に逆らわないことが大切です。
加湿器とは(何をいまさら)
加湿器とは、空気中の水分量を増やす機械のことです。(知ってますよね)
加湿器には、ざっくりと「加熱式」「超音波式」「ハイブリッド式」の3つのタイプがあります。
加湿器のタイプ
加熱式(スチーム式)
水を加熱して蒸気を発生させるタイプ。(やかんでお湯を沸かすみたいな感じ)
加湿力が高く、温かい蒸気が出るので寒くなく使えます。電気代が高くなります。加熱殺菌されるのでカビなどが繁殖せずに衛生的ですが、頑固なカルキ汚れが付着する。
気化式(超音波式)
水を超音波振動で微粒子にして、空気中に放出するタイプです。
加湿力が低いですが、蒸気が冷たいです。電気代が安いです。加熱しないためカビなどが繁殖しやすく衛生環境に悪い可能性があります。
ハイブリッド式
水分を含んだフィルターに熱風を当てることで空気中に放出するタイプです。
加湿力は高めで、温かい空気が放出されます。電気代が高めです。加熱はするが内部のフィルターなどにカビや雑菌が繁殖する可能性があります。
加湿器のタイプ別メリットとデメリット
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
加熱式(スチーム式) | ・加湿力が高い ・冬場でも寒くない ・広めの部屋で使いやすい ・シンプルな構造で壊れにくい(製品による) | ・電気代が高い ・煮沸の音がある ・過加湿になることがある(製品による) ・寝ているときに室温を上げてしまう。 ・頑固なカルキ汚れが付着 |
気化式(超音波式) | ・加湿力が低い ・電気代が比較的抑えられる ・静音(電子音が気になる場合も) ・寝ているときでも室温を上げない ・シンプルな構造で壊れにくい | ・加湿力が低い ・冬場だと寒い ・置く位置が低いと床が濡れる ・カビや雑菌に注意(定期的メンテが必要) ・広めの部屋では使いづらい |
ハイブリッド式 | ・加湿力がやや高い ・冬場でも寒くない ・ファンで熱風が広がる ・温度調整しやすい(ヒーター自動ON/OFF) | ・電気代が高め ・ファンの音がある ・寝ているときに室温を上げてしまう。 ・カビや雑菌に注意(定期的メンテが必要) ・パーツが多く掃除が面倒 ・やや複雑な構造で壊れる確率が高い |
失敗する加湿器
個人的に失敗すると思っている加湿器は、以下になります。
- スポット加湿器(潤わない)
- 超音波式で直接当たらないと潤わないタイプ(寒い)
- 給水容量が少なくて給水頻度が多い(面倒)
- 給水の度にタンク取り外し(面倒)
- 構造が複雑で壊れやすい(悲しい)
加湿器を選ぶポイント
個人的に失敗しない加湿器を選ぶポイントは、以下になります。
- 部屋の広さに適したパワーを持つ加湿器にする(潤う)
- 直接当たらない加熱タイプにする(寒くない)
- 給水容量は大きいほどいい(面倒じゃない)
- 給水作業が上から注ぐだけ(楽ちん)
- 構造がシンプルなのが壊にくい(悲しまない)
まとめ
かなり個人的な見解ではありますが、とにかく「潤いたい」「楽をしたい」と考えている乾燥肌で面倒くさがりな人には、「加熱式(スチーム式)」「大容量」「上から給水タイプ」がおすすめです。
さらに、長期的に壊れずに使える「シンプルな構造の加湿器」がおすすめです。
この商品がおすすめといったものは無いですが、こういった感じのキーワードで加湿器を探してみると失敗しないと思います。
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